2016.03.23

布団を洗濯したが乾ききらず変な臭いが発生

現在35歳のWebライター主婦です。今から約10年前、26歳の時の話です。私は3歳年上の夫と結婚したばかりでしたが、倹約家の夫に従い、新居の家具のほぼ全てはIKEAの格安品で済ませていました。寝具の類もそうで、快適なのかどうかではなく、大柄な主人にとって「はみ出ない」サイズで、価格の一番安いものばかりを、迷わずに購入していたのです。

冬物の布団は、もう使い始めから重くて重くて私は内心文句ばかりでした。寝ていると汗でじっとりして起きてしまったり、朝の起き掛けに疲れることもしばしばでした。夫にはちょうど良くても、やせすぎで小柄な私にはどうみても厚すぎる代物だったのです。そこで私は、同時に購入していたIKEAの夏布団を年中使っていました。内側にフリース毛布などを重ねれば、冬でも寒さが気にならないのです。ですが夫は、例の重苦しい冬布団をずっと使っていました。

さてしばらくすると、夫の体臭が布団にしみついたようで「君、そのうち僕の布団洗っといて。」と言います。洗濯表示を見ると、40度のお湯で洗えるとあったので私は洗濯機に入れることにしました。ところが物理的な問題がありました。洗濯機にも倹約精神を発揮し、夫はスーパーで5.5キロと小さな単身用洗濯機を購入していたのです。小さなアパート住まいでしたし、干す場所もろくにないのです。当然、毎日1回以上洗濯機を回さないとやっていけない状態でした。それでいて夫は「毎日洗濯機を回すなど、君の主婦力は浪費そのものだ」などと文句を言ってくるのだからストレスがたまります。

さて、その小さな洗濯機に、果たして重い冬布団は入りませんでした。こりゃ困ったな、と力を入れて詰め込んでみると、ようやくふたがしまるほどには入りました。まあこれでいいや、と思い普通に液体タイプの合成洗濯洗剤を入れ、「普通コース」で回してしまったのです。

さて、脱水を済ませて出てきたぬれ布団は、一見だいぶスリムに見えました。これを形を整えて狭いベランダいっぱいに干し、私は何とかなったな、とほっとしたのです。夕方取り込んでから、次の日も一日干し続けました。当時住んでいた地方は冬場の天気が不安定で、あまり乾燥した日は続かなかったのです。厚めのものを洗濯する際は、必ず一日以上干してから取り込む、というのが鉄則でした。(ちなみに、その後夫の衣類は全て、下着にいたるまでアイロンをかけていたものです。)

そしてふかふかと復活したように見えた夫の冬用ふとん。いつも通りカバーをつけてもう大丈夫、と思ったのです。ところが数日後の夜、寝室で夫が「何だか布団がにおう」と言い出したのです。厚めの布団は羽毛ではもちろんありませんでしたが、やはり冬場のどんよりとした陽気では完全に乾ききらなかったのでしょう。ぶつぶつと文句を言い続ける夫にひたすら頭を下げながらその日は寝てもらいました。翌日、それまで使っていなかった私の冬布団を夫の布団と入れ替えたのです。

その後もう一度夫の布団を洗い直してみたのですが、夫はやはり「微妙に変な臭いがする」と言い続けました。洗濯機で洗えると表示してあるからしただけなのに、私が悪者扱いされて何だか濡れ衣を着せられた気分でした。

その後、夫は私の布団を使い続けていましたが、ある時をきっかけに「夏布団を年中使っても別に問題はないな」と言い出しました。すっかり自分は賢い消費者きどりです。どうせなら、最初に購入する時から倹約精神を発揮してくれれば良かったのに…と私は内心思っていました。私たちは重い冬布団を断捨離し、以降は夏布団のみを年中使っています。この夏布団は、軽くて薄いので洗濯機でも楽に洗えますし、乾くのも段違いに早いので、問題なく洗濯できています。