2013.11.08

タンブラー乾燥

タンブラー乾燥禁止の衣類について

 

最近、衣類についている「品質表示」の注意書きに『タンブラー乾燥はお避けください』『タンブラー乾燥禁止』と書かれた衣類が増えています。このタンブラー乾燥とは、一般的にタンブラー(回転)乾燥機による乾燥のことをいいます。コインランドリーやご家庭に普及している乾燥機と洗濯機の乾燥機能も含みます。  わざわざ表示している理由は、下記の理由などがあげられます。

■クリーニング店のタンブラー乾燥による衣類の事故を防止するため

■ご家庭での乾燥機の使用を禁止するため

■ファッションメーカーがメンテナンス・リスクを回避するため

またタンブラー乾燥禁止の衣類は、下記のような衣類などがあります。

■綿・麻・レーヨンなどの縮みやすい素材の衣類

■カシミア・アンゴラセーターなどの風合いが損なわれやすい衣類

■肩パットが入っているジャケットなどの型崩れがしやすい衣類

■貝ボタン・ビーズ・スパンコールなどの傷つきやすい備品が付いている衣類

乾燥方式には、①タンブラー乾燥②静止乾燥③自然乾燥の3種類があり、特徴は以下の通りです。

①タンブラー乾燥

衣類を機械内で回転させながら、高温(65~80℃)で短時間に乾燥させる方式です。手間がかからず効率よく乾燥できますが、衣類へのダメージが一番大きく、衣類によっては縮みやすく、型崩れし、折れジワが入りやすい。

②静止乾燥

自然乾燥と同じ専用のハンガーに掛け、機械の中で静止した状態で、中温(50℃)の大容量の風量で乾燥させる方式です。乾燥時間は約30分です。手間はかかりますが、衣類にダメージを与えず安定した乾燥ができます。

③自然乾燥

天日干しや陰干しで自然に乾燥させる方式です。風量と温度が一定しないため、最適な乾燥には時間(半日~1週間)がかかります。

ここで問題なのが、9割以上のクリーニング店で、短時間で乾き、手間がほとんどかからないタンブラー乾燥を採用していることです。実際タンブラー乾燥禁止の衣類をクリーニング店がタンブラー乾燥して全てが事故になるわけではありません。しかし、縮んだり、ダメージを与える可能性があるのであれば本来は避けるべきだと当店では考えています。よって当店でお預かりする衣類は、ダウン類などの一部を除き、静止乾燥で仕上げています。だから、タンブラー乾燥禁止衣類も安心してお出しいただけます。風合いやデザインを損なうことなく、やさしく、ゆっくり、ていねいに仕上げています。