Tシャツの洗濯方法ときれいに仕上げるコツ
Tシャツの正しい洗濯方法をご存じですか?何も考えず洗濯したTシャツは、首元が伸びたり生地が硬くごわついたりと、たった数回しか着用していないのにボロボロの状態になりやすいです。
実は、Tシャツは洗濯方法や仕上げを変えるだけで、長持ちさせることができます。
そこで今回は、Tシャツを洗濯する頻度や正しい洗い方、首元の伸びや全体の縮みの対策方法について、詳しくご紹介します。
Tシャツを洗濯する頻度は?
Tシャツの洗濯頻度は、基本的に「着用後毎回」です。Tシャツは肌に直接触れるため、汗や皮脂汚れやつきやすく、臭いが気になることもあります。汚れを放置すると、黄ばみやカビの原因になりかねません。
Tシャツは下着のように消耗品と考えて洗濯するのがおすすめですが、1着1万円以上するようなブランドTシャツは、できるだけ長く愛用したいものです。
お気に入りのTシャツを洗濯する時は、洗い方に気をつけましょう。
Tシャツの洗濯方法
Tシャツ=普通に洗えると思いがちですが、洗濯する前に洗濯表示を確認しましょう。
家庭洗いが可能なもの(桶のマーク)か、弱洗い(桶マークの下に二重線)、手洗い(桶と手のマーク)かをチェックし、表示に合わせて洗濯しましょう。
桶に数字が書かれているマーク場合、生地にダメージを与えない水の限界温度のため、それ以上の液温で洗わないように気をつけましょう。
Tシャツの正しい洗濯方法
家庭洗いが可能な洗濯マークのあるTシャツの正しい洗い方を紹介します。
1.洗濯ネットにTシャツを入れる
2.洗濯洗剤や柔軟剤を入れる
3.洗濯機をスタート(※通常コースで問題ありません)
素材によって「手洗いマーク」しか書かれていないTシャツもありますので、その場合は手洗いで洗いましょう。
洗濯機で洗いたい場合は、ドライコースで洗濯をしましょう。
Tシャツを洗濯しても汗臭い時の対策はある?
汗や皮脂が付着しやすいTシャツは、洗濯をしても臭いが気になるケースがあります。
このよう時は、次の手順がおすすめです。
・洗濯時に酸素系漂白剤(ワイドハイターなど)を使用する
・予洗いとして、バケツに水と重曹を混ぜ合わせて10分ほどつけ置きする
通常の洗いに一手間加えるだけで、消臭力が高まります。
Tシャツは洗濯すると伸びる?手洗いがいい?
Tシャツが伸びる原因は、生地が横に引っ張られて繊維の間に隙間ができるからです。
柔軟性に優れたTシャツは、洗濯する頻度が高まると首周りや開口部の伸びが目立ちます。
とくに、お気に入りのTシャツを何度も着ていると、首周りがヨレやすいので手洗いするか、洗濯機の水流の弱いドライコースで洗うのがおすすめです。
ほかの衣類と洗濯機に入れると、絡まって伸びやすいため、お気に入りのTシャツは1枚ずつ洗濯ネットに入れておきましょう。
また、ハンガーにTシャツをかけて干すと、首周りは伸びやすい傾向があります。
干す時は、「平干し」「ハンガーを使わず竿に直接かけて干す」方法なら伸びません。
Tシャツの洗濯でしわ!アイロンを使ってもいい?
Tシャツは生地が伸びやすく、しわができやすいタイプも。アイロンでしわをきれいにしたい場合は、洗濯表示をチェックしましょう。アイロンの使用ができる素材であれば、アイロンをかけても問題ありません。
アイロンを使えば、生地についたしわだけでなく、首周りの伸びも改善できます。
ただし、アイロンを使う際は「Tシャツを裏返す」または「当て布を置いた上から」にしてください。
また、Tシャツは横に伸びやすいため、アイロンをかける際は縦方向に向かって動かしましょう。
Tシャツを洗濯すると縮む!理由は何?
洗濯した後にTシャツが縮む理由は、生地を引っ張らずに干すことが原因と考えられます。洗濯後はパンパンと叩いて、生地を伸ばしてから乾かすようにしましょう。
生地を伸ばす際は、必ず縦方向に向かってください。そのまま干したり回転式の乾燥機で乾かしたりすると、縮みやすくなるので禁物ですよ。
Tシャツの洗濯はネットへ毎回入れるべき?
Tシャツを毎回洗濯する際、ネットに入れると伸びやしわの悩みが減少できます。ネットへTシャツを入れる前に、まずはどこに汚れが付着しているのか確認しましょう。汚れ部分はできるだけ外側に向けてからネットに入れることで、染みが落ちやすくなります。
また、プリントやボタンなど装飾のあるTシャツをネットに入れることで、デザインの劣化が防げます。
衣類同士の摩擦が起きにくくなるため、繊維の毛羽立ちの心配もありません。
まとめ|Tシャツは洗濯の仕方で長持ちする!
Tシャツは適当に洗濯すると、首周りの伸びや毛羽立ち、汚れや臭い残りが目立ってしまいます。
Tシャツを長持ちさせるには、まず洗濯表示を守って洗濯をすること。大切なアイテムであれば、手洗いもおすすめです。また、干す時に縮みやしわが起きないように気をつけることもポイントです。
高級なブランドTシャツやデリケートな素材で作られたTシャツであれば、自宅で洗うより、クリーニング店へ依頼するのもおすすめです。
プロが素材・形状に合わせてしっかりクリーニングしてくれるので、ヨレや伸びの心配もありません。
長く愛用したい人はぜひ検討してみてください。
現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。