バッグの洗い方のポイントは?素材ごとの注意点を紹介
毎日使うバッグはどうしても汚れてしまいますね。
汚れたバッグを洗いたいけど、洗い方が分からない…という人もいるはず。
実は、バッグは簡単に家で洗濯できるのです。
ただ、バッグの素材によって洗い方は変わってきます。
ここではバッグの洗い方のポイントと、素材ごとの注意点をご紹介しましょう。
バッグは自宅で洗濯できるの?
バッグは使っているうちに、汚れがつきやすく、汗が染み込み黒ずむことも…。
特に薄い色のバッグは汚れが目立ちやすいです。
では、汚れたバッグは自宅で洗濯できるのでしょうか?
なんとなくバッグは洗濯できない…と思い込んでいる人は多いでしょう。
しかし、デリケートな素材が使われていないものであれば、ほとんど洗濯可能です。
洗濯前には必ず素材を確認しよう
バッグの洗濯は素材によって洗濯方法が異なります。
そのため、バッグを洗濯する前には必ず素材を確認することが大切です。
バッグによって、タグに洗濯表示がついているものもあるでしょう。
洗濯表示タグがない場合には、素材を確認することで洗濯できるか?が分かりますよ。
素材別バッグの洗い方をレクチャー
バッグは素材によって洗い方が異なります。
ここでは素材ごとの洗い方と注意点を紹介します。
ナイロン製バッグの洗い方と注意点
ナイロンは丈夫な素材なので、手洗いのほか、洗濯機でも洗濯できます。
手洗いの方法と、洗濯機での洗い方をそれぞれご紹介しましょう。
【手洗いの方法】
1、バッグが浸るくらいの水をバケツに張って、中性洗剤を入れる。
2、30分ほど浸け置きする。浸け置きすることで汚れが浮き出す。
3、手で優しく揉み洗いをする。落ちにくい汚れは歯ブラシを使う。
4、水で2~3回すすぎ、洗剤を洗い流す。
5、タオルで水気を取る。両面から押し当てると脱水しやすい。
【洗濯機での洗濯方法】
1、バッグのファスナーは開けて洗濯ネットに入れる。
※洗濯ネットに入れることで、型崩れとシワを防止できる。
2、手洗いコースかドライコースを選択。
3、中性洗剤を入れて洗濯する。
4、洗濯機での脱水はせず、タオルなどで水気を取る。
綿などの布バッグの洗い方と注意点
綿などの布バッグは、自宅での洗濯に適したバッグです。
ただ、布バッグは洗濯をすると型崩れやシワになりやすいという欠点も…。
洗濯機でも洗えますが、型崩れやシワ防止のために、手洗いがおすすめです。
【布バッグを手洗いする方法】
1、バケツや洗面器に水と中性洗剤を入れます。この時、洗剤は少量でOK。
2、バッグを入れて押し洗いをする。
※揉み洗いは生地を傷める原因になるので注意が必要。
3、しつこい汚れがある場合は、歯ブラシでたたき洗いをする。
4、流水で泡がなくなるまでしっかりとすすぐ。
ポリエステル製バッグの洗い方と注意点
ポリエステル素材を洗う時には、30℃程度のぬるま湯で中性洗剤を使って洗います。
高温のお湯は素材をダメにしてしまうので注意が必要です。
また、型崩れや摩耗によって毛玉ができやすいので、洗濯ネットを使いましょう。
洗濯ネットに入れる時には、取り外せる部分はすべて取り外し、裏返しにします。
洗濯機のコースは「手洗いコース」か「ドライコース」がおすすめです。
洗濯機での脱水は型崩れの原因にもなるのでおすすめできません。
タオルで水気を吸い取るなどして、脱水しましょう。
革製バッグの洗い方と注意点
革のバッグは、水・洗剤に弱いため、洗濯することはできません。
しかし、革専用のクリーナーを使うことで、汚れをきれいに落とすことができますよ。
【革製バッグの洗い方】
1、革表面の汚れを、いらない布などで軽く拭いて落とす。
2、革専用のクリーナーを布やタオルにつけて、全体を優しく丁寧に拭く。
3、最後に、ツヤ出しのために乾いた布やストッキングで拭く。
合皮製バッグの洗い方と注意点
合皮は革と同じく水にとても弱いです。
洗濯すると樹脂が剥がれてボロボロになってしまうでしょう。
そこで、革専用のクリーナーでバッグ全体を拭いて、汚れを落としていきます。
革専用クリーナーは、いらない布やタオルなどにつけて、丁寧に全体を拭きましょう。
バスケット型かごバッグの洗い方と注意点
かごバッグは洗濯すると型崩れしてしまうため、洗濯機や手洗いはやめておくべき。
水拭きするだけでも、軽い汚れであればきれいになりますよ。
また、汚れが目立つ時は、中性洗剤がおすすめ。
乾いたタオルに中性洗剤を少量含ませて優しく拭きます。
その後、洗剤を残さないように水拭きして、風通しのよい場所に干しましょう。
金具が多いバッグの洗い方と注意点
金具がたくさんついているバッグは洗い方に注意が必要です。
金具は洗濯をすることで、破損や劣化の原因になることも…。
取り外しできる金具は洗濯前に取り外します。
また、取り外し不可の金具はビニールで巻いてから洗濯しましょう。
金属部分は、金属磨きで磨くことでピカピカになりますよ。
覚えておきたい!ちょっとした汚れは「消しゴム」で解決
バッグは洗うことで汚れをきれいに落とすことができます。
しかし、ちょっとした汚れであれば、わざわざ洗濯しなくてもきれいになります。
そのコツは「消しゴム」を使用することです。
バッグについた部分的な汚れは、消しゴムを使うことで汚れが落ちます。
ナイロンや綿などの布製バッグは摩擦に強いので、消しゴムを使っても問題なし。
ぜひ試してみてくださいね。
現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。