ドライクリーニングマークの衣類も自宅で洗えるって本当!?
セーターやカーディガンなどのデリケートな衣類。クリーニング店に出す余裕がない時や、急いで洗う必要がある時、「家で洗濯したい」と思うこともありますよね。今回は、デリケートな衣類を自宅でキレイにするコツを紹介します! ぜひポイントを覚えて、日々のクリーニングに役立ててくださいね。
衣類のクリーニング表示を確認
まずは、衣類のクリーニング表示をチェック! 「水洗い不可」「ドライクリーニングマーク」が付いていても、綿、麻、ポリエステルなどの素材は、ホームクリーニングが可能です。一方、レーヨン、キュプラ、シルク、カシミア、革はホームクリーニングが難しい素材。大切な衣類や「絶対に失敗したくない」というものは、クリーニング店にお任せしましょう。
洗濯機で洗う場合は専用のコースで、洗濯ネットに入れて
多くの洗濯機は、デリケートな衣類専用のコースが設定されています。「ドライマークコース」「おうちクリーニング」「おしゃれ着洗い」「ソフト」など、メーカーや機種によって異なりますが、弱回転でやさしく洗うように設定されているのが特徴です。洗濯機でデリケートな衣類を洗う場合は、洗濯のコースに注意しましょう。洗剤はドライマーク対応のおしゃれ着洗い専用の洗剤を使います。
洗う際は、衣類に負担をかけないように洗濯ネットを使用するのがおすすめ。できるだけ目の細かいネットを選びましょう。ネットの中で衣類が動いてしまうと意味がないので、サイズの合ったネットを使用するのがポイント。大きなネットしか無い場合は、洗濯バサミを使ってネットのサイズを調整してもOKです。
洗濯機は手洗いよりも衣類への負担が大きいので、ウールとアクリルの混紡ニットなどに向いています。ウール70%以上の洋服は手洗いのほうが型崩れや縮みを避けられます。
1. 手洗いの方法
手洗いの場合は、洗濯機と比べ“よりやさしく”洗うことが可能です。ウールの割合が高いアイテムや大切に扱いたいものは、ぜひ手洗いでクリーニングを! 下記の手洗いの方法をチェックして、ぜひ実践してみてください。
2. 洗剤液をつくる
桶または洗面器に、おしゃれ着洗い専用の洗剤を入れ、水(30℃程度のぬるま湯なら洗浄力がアップ)で薄めて洗剤液をつくります。
※分量は洗剤のメーカーの指示に従いましょう。
※色が濃いアイテムは、色落ちテストをしておくと◎。色落ちテストは、白いタオル・布に洗浄液を含ませ、衣類の目立たない場所をトントンとたたき、色がタオル・布に移っていないかチェックします。
3. そで口・えり部分を下洗い
汚れやすいそで口やえり部分に洗剤液をつけて下洗いをします。強くもんだり、こすったりせず、やさしく握るようにして洗剤液を染み込ませます。
4. アイテムをたたみ、洗濯ネットに入れる
そで口部分を外側にして、洗濯ネットにぴったり入るサイズにたたみ、ネットに入れます。形が崩れないように、ネットはジャストサイズで。目が粗いネットは洗浄力が強くなるため、目の細かいタイプがおすすめです。
5. 洗浄液につける
ネットのまま洗剤液につけます。押し洗いを数回するようにして、洗剤液を衣類全体に染み込ませます。その後、5~10分つけ置き洗いしたら、きれいな水に替えて10回ほど押し洗いをしてすすぎます。2~3回程度、泡が切れるまで水を変えて繰り返しましょう。
6. 柔軟剤で仕上げ
桶・洗面器に柔軟剤を表示の分量溶かします。ネットに入れたまま衣類をつけて、全体になじませたら軽く水を切ります。
7. 脱水
洗濯ネットから衣類を取り出し、タオルの間に挟んで水分を吸い取ります。洗濯機で脱水する場合は、10秒の脱水を2~3回繰り返します(1回で30秒脱水すると回転が強くなり、シワになりやすくなってしまいます)。洗濯機から出したら、シワができないように全体をしっかり広げて、タオルで水分を吸い取ります。
干し方の注意
デリケートな衣類を干す場合は、形を整えて陰干しを。アクリル素材は、伸びやすいので干し方に注意しましょう。ニット類など型崩れしやすいものは、平干しに。そでなど重なっている部分は、裏返したりして早く乾くように工夫すると◎。
※乾燥機の使用は厳禁です!
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現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。