靴の干し方!早く乾かすポイントをチェック
雨で靴が濡れてしまい、次の日履くために急いで乾かした経験はありませんか?
スニーカーなどを洗った後、なかなか乾かなくて困った経験がある人もいるでしょう。
靴は案外乾きにくく、どうやって干すのが正しいのか分からない!という人も多いはず。
ここでは、靴の正しい干し方や早く乾かすポイントなどお役立ち情報を紹介。
ぜひ参考にしてくださいね。
塗れた靴をそのまま乾かすのはNG!
雨の日に履いた靴がびしょびしょになり、そのまま乾かしたことはありませんか?
実は、靴を洗わずにそのままドライヤーなどで靴を乾かすのはNG。
靴の内部に湿気がたまり、カビや雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
靴を濡れたまま放置したり、乾燥させたりするのはカビの繁殖を促してしまうのです。
では、濡れた靴はどうやって乾かせばよいのでしょうか?
靴を乾かす前にはカビや雑菌が繁殖しないように準備を行うことが重要です。
濡れた靴を乾かす準備をしよう
今回はキャンバス地タイプのスニーカーを乾かす準備の方法をまとめてみましょう。
1、酸素系漂白剤大2をバケツに入れ、50度前後のお湯を入れて靴を漬け込む
2、30分~2時間程度放置する(汚れの具合による)
3、靴を取り出し、しっかりと酸素系漂白剤を洗い流す
4、洗濯ネットに靴を入れて、洗濯機で脱水をかける(脱水6分×2回程度)
5、外で干す
酸素系漂白剤は漂白効果だけではなく、殺菌効果もあります。
靴が綺麗になるだけでなく、カビや雑菌の繁殖予防にも効果的ですよ。
干す時には床や地面に直置きするよりも、ハンガーなどにかけた方が乾きやすいです。
ハンガーなどにかけると水分が下に落ちやすく、風も通りやすいですよ。
通常のハンガーでは靴をひっかけられないため、ハンガーを変形させて使いましょう。
濡れた靴を早く乾かすにはどうすればよい?!
濡れた靴はなかなか乾かないもの。
ではどうやったら早く乾かすことができるのでしょうか?
ここでは濡れた靴を早く乾かすポイントをまとめてみましょう。
水気をしっかりと切る
当たり前ですが、水気を多く含んでいると、乾きが遅くなります。
靴を早く乾かすためには、干す前にできるだけ水気を切っておくことが重要。
乾いた雑巾やいらないタオルなどで、水気をしっかりと取り除きましょう。
また、洗濯機の脱水機能を使うのもおすすめですよ。
風通しのよい場所に干す
洗濯物を干す時もそうですが、風通しのよい場所に干すことが大切です。
そのため、室内よりも外で干した方が、早く乾くでしょう。
雨で外に干せない場合は、室内でも換気のできる場所を選びます。
窓を開けるか、換気扇を回すとよいでしょう。
靴全体に風が当たるように干す
濡れた靴は、特に内部が乾きにくいです。
全体に風が当たるように干すこともポイントの1つ。
地面にそのまま置いて干すのではなく、ハンガーにかけるのがおすすめ。
また、壁際につま先を上にして立てかけて干すのもよいでしょう。
靴底などにもしっかりと風が通るように干すと乾きやすくなりますよ。
靴ひもがついたスニーカーの場合、靴ひもを外して干せば早く乾きます。
ドライヤーを使う
干す前にドライヤーの温風を当てて、靴内部を温めると早く乾きます。
ただドライヤーを使いすぎると、靴が縮む可能性もあるので注意してくださいね。
また、革靴などでデリケートな素材の場合、ドライヤーの使用はおすすめできません。
扇風機を使う
ドライヤーの温風は靴の型崩れが気になりますが、扇風機であれば問題なし。
強風でなくても、扇風機の「弱」程度のそよ風でも乾きは早くなりますよ。
新聞紙を詰める
新聞紙を靴の中に詰め込むことで、乾きがぐっと早くなります。
新聞紙は湿気を吸収する力があるので、乾きにくいつま先の水気を吸い込んでくれますよ。
新聞紙を詰める場合は、軽く丸めて詰めましょう。
空中にぶら下げて干す
変形させたハンガーにひっかけたり、大きめのS字フックに吊るしたりしましょう。
また、2Lのペットボトルに差して干すのもおすすめです。
空中にぶら下げて干すことで、風が当たりやすくなり、早く乾きますよ。
濡れた革靴が型崩れしないようにする方法は?
靴の雨水トラブルで特に気を付けたいのが「型崩れ」です。
靴の形は一度崩れてしまうと修復が難しく、雨ジミ以上に面倒なトラブルの1つ。
特に水に弱い革靴などは型崩れがしやすいので、十分な注意が必要でしょう。
型崩れが起こる原因は、濡れたままの靴を履き続けることで革が伸びてしまうため。
すぐに乾かせば問題ないだろう…と思うかもしれませんがそうではありません。
革は乾くと縮む力が働くので、急激に乾かすと逆に型崩れがひどくなってしまいます。
つまり、型崩れをしないための適切な処置を行う必要があるのです。
では、型崩れを防ぐにはどうすればよいのでしょうか?
ここでは、革靴の型崩れを防ぐポイントをまとめてみましょう。
濡れた靴は長時間履き続けない
革靴の場合、革が伸びてしまうと型崩れを起こします。
革が伸びたことによって起こる型崩れがその後の処置が難しく元通りになりにくいです。
もしも、革靴が濡れてしまった場合は、長時間履き続けないことが大切。
長時間履くと革が伸びてしまうので、濡れた靴はすぐに脱ぐようにしましょう。
急いで乾かしてはダメ!
革は水に弱いため、革靴が濡れるとすぐに乾かさなきゃ!と焦る人が多いです。
しかし、焦って乾かすのは逆効果。
革は乾かそうとすると縮む力が働くため、急激に乾かすと型崩れの原因となります。
濡れた革靴を乾かす時には、形が崩れないように新聞紙を丸めて詰めましょう。
また、ドライヤーによる温風は革にダメージを与えてしまいます。
絶対に使わないようにしましょう。
革全体をしっかりと濡らす
雨で革靴が濡れた場合、一部分だけが濡れてしまうとシミの原因になります。
雨水に濡れた場合は、革靴全体をしっかりと濡らすようにしましょう。
その後、靴の内部に新聞紙を詰めて干すことで、型崩れを防ぎます。
直射日光はダメ!じっくりと自然乾燥
革靴を干す時、直射日光はNG。
風通しのよい日陰に置いて、じっくりと自然乾燥するようにします。
まとめ
今回は、靴の干し方や早く乾かすポイントについて紹介しました。
靴は濡れた状態で放置するのはNGなので、雨などで濡れてしまった場合は、早急に対処するようにしましょう。
少し気を付けるだけで、大切な靴をより良い状態で履き続けることができますよ。
現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。