醤油の染み抜きの方法とポイント

食事中にうっかり醤油がはねて服についてしまった…という経験はありませんか？

外で食事をしている場合、すぐに染み抜きすることができないので焦りますよね。
醤油のシミは洗濯してもなかなか落ちにくいです。 時間が経った場合、繊維に染みついてしまう場合もあるでしょう。

ここでは頑固な醤油のシミを落とす染み抜き方法をまとめてみます。
また外食時などに実践したい染み抜きの応急処置の方法もご紹介しますね。

醤油のシミは水溶性？その特徴とは？

醤油のシミはなかなか落ちないというイメージはありませんか？
落ちにくい醤油のシミは「水溶性」で水に溶ける性質があります。
そのため、落としやすいシミと言えるでしょう。
水に溶ける性質のシミは水で洗い流せば、ある程度落とすことができますよ。

しかし、醤油のシミは時間が経過すると落ちにくくなります。
これは、醤油の色素が繊維の奥まで染み込み定着してしまうため。
醤油の色素は濃いため、洋服の繊維に定着すると目立ってしまうでしょう。
繊維の奥まで染み込んでしまうと、なかなか落とすことができません。

つまり醤油のシミを綺麗に落とすためには早く染み抜きをすることが重要なんです。
醤油が付いたらすぐに洗い流すことで、繊維の奥まで染み込むのを阻止できます。

長時間経過してしまった場合、そのまま洗ってもなかなか落ちません。
そこで醤油の染み抜きをする際には「洗濯前の下処理」をするとよいでしょう。
この下処理を行うことで、頑固なシミも綺麗に落とすことができますよ。

醤油の染み抜き方法をレクチャー

醤油の染み抜き方法をレクチャーしていきましょう。
今回は基本の染み抜きから、頑固なシミへの対処方法までそれぞれ解説します。

基本編

ほんのちょっとの醤油のシミであれば、普段使いの洗濯洗剤だけでOKです。

1、水で洗い流す

2、シミに直接洗濯用洗剤を垂らして揉みこむ

3、普段と同じように洗濯する

洗濯洗剤を原液でつけることで、衣類の汚れを強力に落とすことができます。
繊維に使用することを想定して作られているので、傷みや色落ちの心配もなし。
衣類全般のシミに使えるので、とりあえず部分洗いをしてみるとよいでしょう。

時間が経過してしまった場合

すぐに染み抜きできなかった場合、洗濯洗剤だけでは落ちません。
そこで時間が経って取れなくなった場合には、「食器用洗剤」を使ってみましょう。

1、醤油が付いた部分を軽くティッシュでつまみ水分を抜く

2、シミが付いた部分にタオルをあてて洋服を裏返す

3、シミの裏側から食器用洗剤をかける（汚れが広がらないように注意する）

4、食器用洗剤をかけたシミ部分を、指の腹で軽くつまんでなじませる

5、歯ブラシや指を使って、シミの裏から叩き洗いして、タオルに汚れを移す

6、ぬるま湯ですすぐ

7、洗濯機でいつも通りに洗濯する

叩き洗いをする際に、ゴシゴシ強く洗うと、シミ部分の服の繊維が傷んでしまいます。
力を加えすぎずに優しく洗うようにしましょう。

どうしても落ちない頑固なシミの場合

醤油がべったりとついてしまった場合は、染み抜きが大変です。
食器用洗剤でも落ちないという場合は「酸素系漂白剤」を使用しましょう。

1、シミ部分に酸素系漂白剤をかけて、15分間放置する

2、ドライヤーをあてる（熱を加えることで漂白効果がアップする）

3、洗濯機で洗う

漂白剤は色落ちしたり、生地を傷めたりしてしまうこともあります。
染み抜き前には洗濯表示をチェックして、漂白剤を使用できるか確認しましょう。

外出時の染み抜きの応急処置はどうやってすればよい？

外食時に醤油をこぼしてシミがついてしまった…という経験は誰にでもあるでしょう。
外出先ではすぐに染み抜きをすることができないので困りますよね。
ここでは、外出先での応急処置の方法をまとめてみましょう。

1、シミの付いた部分の裏側からハンカチや布をあてる

2、水で濡らしたハンカチで、裏側からつまむようにして醤油を拭き取る

3、乾いたハンカチで挟んで余分な水分を取る

ハンカチがない場合には、レストランなどにある紙ナプキンでも代用できますよ。
またトイレなどに石鹸がある場合は、石鹸を使用しましょう。
石鹸を少しつけて応急処置をすると、落ちやすくなります。
これはあくまでも応急処置なので、自宅に帰ったらすぐに洗濯しましょう。

自宅で染み抜きNGの衣類はクリーニングを利用しよう

自宅で染み抜きができない衣類は「水洗い不可」のものです。
シルク、カシミヤなど水洗いができない衣類は難しいでしょう。

また水洗いができても、広範囲に醤油がついてしまった場合も難しいです。
シミがついてから長時間経過したもの、完全に落としきることは大変でしょう。
その他、装飾やプリントがしてある衣類に関しては注意が必要です。
摩擦や洗剤によって装飾やプリントが剥げてしまうことも…。

自分でするのは難しいと感じたらクリーニング業者がおすすめ。
水洗い不可の素材でも染み抜きを行ってくれますよ。

ただ、プロでも時間が経過した染み抜きは難しいものです。
シミがついてしまったら早めに対処しましょう。

まとめ

醤油の染み抜きは難しいそうですが、やり方をマスターしておけば難しくありません。
大切なのは、なるべく早くに染み抜きをすることです。
シミがついて時間が経過すると落ちにくくなるので、早急に行うことが重要ですよ。

自分で染み抜きするのが難しい場合は、クリーニングに依頼しましょう。

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