部屋干しは扇風機の併用で乾燥スピードアップを
冬場や雨の日に、洗濯物が乾かなくて困ったことはありませんか?
特に部屋干しはなかなか乾かず、洗濯物の生乾きの臭いも気になります。
部屋干しでもスピーディーに乾かすには「扇風機」がおすすめ。
今回は部屋干しでの扇風機の当て方など使用方法をレクチャーします。
部屋干しで扇風機を使うとどんなメリットがある?
部屋干しで扇風機を使用するとどんなメリットがあるのでしょうか?
まとめてみましょう。
浴室乾燥機や乾燥機よりも電気代が安い!
扇風機を使用するメリットは、浴室乾燥機や乾燥機を使うよりも電気代が安いこと。
電気代は、洗濯機の乾燥機を使うのが最も高く、続いて浴室乾燥機、扇風機の順です。
電気代を抑えて節約したい!という場合には扇風機がおすすめです。
乾きが早くなる
部屋干しは外干しに比べると乾くのに時間がかかってしまいます。
しかし、扇風機を使えば、洗濯物を室内で自然乾燥する場合に比べ、格段に早く乾くでしょう。
扇風機は風の力で湿気を飛ばしてくれるため、洗濯物が早く乾きます。
何もせずに干した場合に比べて、約3倍も早く乾くといわれているんですよ。
洗濯物が乾きにくい冬場や梅雨時期でも、シャツ程度であれば2~3時間で乾かせます。
生乾きの臭いを抑えられる
生乾きの臭いは、洗濯物が乾かず雑菌が繁殖するために発生します。
つまり、洗濯物が早く乾けば、雑菌の増殖を抑えることができるのです。
扇風機を当てて洗濯物を早く乾かすことで、部屋干しのイヤな臭いを抑えられますよ。
部屋干しでの扇風機の使い方
部屋干しで扇風機を使う場合、どのように使えばよいのでしょうか?
使い方をレクチャーしましょう。
1、洗濯物を干す
室内の物干しスタンドや物干し竿に洗濯物を干します。
洗濯物同士はくっつけすぎず15㎝ほど間隔を空けましょう。
2、扇風機を配置する
洗濯を干した列の真横から風が当たるように扇風機を設置します。
洗濯物から1mほど離して設置するとよいでしょう。
3、扇風機を回す
首振り設定にして運転ボタンをスタート。
扇風機の強さは「弱」でOK!
あまり風量を強くしすぎてしまうと洗濯物が落ちてしまうこともあるので、気を付けましょう。
冬場でもすぐ乾く?!部屋干しで扇風機を使う時のコツとは?
部屋干しで扇風機を使う時のコツをまとめてみましょう。
乾いた洗濯物からその都度取り外す
乾いた洗濯物はそのまま放置せずに、その都度取り出しましょう。
洗濯物の間隔を空けることで、乾くスピードが格段にアップします。
洗濯物同士は15㎝以上間隔を空けて干す
早く乾かすために、洗濯物に風を当てなければいけません。
洗濯物同士の間隔が狭いと、うまく風が当たらず乾きにくいでしょう。
できるだけ、干す際には洗濯物同士の間隔を広めにするようにします。
生地が薄い服と厚い服を交互にかける
洗濯物は生地の厚さや種類によって乾くスピードが違います。
乾きにくい服ばかり近くに干すとなかなか乾きません。
乾きやすい薄めの服と乾きにくい厚めの服は交互にかけましょう。
そうすることで、風通しがよくなり、乾くスピードが早くなりますよ。
パーカーはフードを固定する
部屋干しをしていて乾きにくい服といえば、フードが付いた「パーカー」。
パーカーは生地も厚く、フード部分が重なっているため非常に乾きにくいですよね。
パーカーを干す時は、ハンガーをもう1本使用し、そこにフードをかけるようにします。
また洗濯バサミなどを使って、フードを固定するのもよいでしょう。
そうすることで、風通しがよくなり、乾きが早まりますよ。
筒状にして干す
ジーンズなど厚手のズボンは非常に乾きにくいです。
そこで、筒状にして干すこと風通しがよくなり、早く乾きます。
またスカートも筒状に干すと、衣類の内側まで風が当たるので早く乾くでしょう。
布が重ならないように干すのがポイントです。
裏返しにして干す
服の裏側にある縫い目は布が重なっているため、乾きにくい部分です。
乾きにくい縫い目を素早く乾かすためには、衣類を裏返して干すのがベスト。
裏返して干せば縫い目の部分も乾きやすくなるでしょう。
ずらして干す
バスタオルやシーツなど大判の洗濯物は2つ折りにしてハンガーにかけて干しますよね。
この際に、ずらして干す方が乾きは早くなります。
長さを非対称にしてハンガーにかけると、風が当たる面が増え、乾きやすいでしょう。
厚手の服はハンガー2本を使って干す
セーターなど厚手の服は乾きにくいです。
そこでハンガーを2本使って干すのがおすすめ。
ハンガーを2本とも首から出して、少し前後になるようにひっかけます。
そうすることでセーターの中に空洞ができて、乾きが早くなりますよ。
さらに、袖を持ち上げれば、乾きにくい脇下部分の水気も早く飛ぶでしょう。
扇風機とエアコンのダブル使いは最強
できるだけ早く乾かしたい!という方はエアコンと扇風機の併用がおすすめ。
エアコンを使用する際は「除湿モード」か「冷房モード」がおすすめ。
設定温度は20度を維持して風を送りましょう。
扇風機とエアコンの風を別々の角度から当てるようにして下さい。
2方向から風を当てることで、2時間ほどでムラなく均等に乾きますよ。
またサーキュレーターがあるご家庭は、サーキュレーターもおすすめ。
サーキュレーターは、扇風機よりも強力な風をスポット的に当てることができます。
まとめ
冬場や梅雨時期の部屋干しはなかなか乾かないので本当にイヤですよね。
洗濯物の生乾きの臭いも気になりますし、できるだけ早く乾かしたいもの。
そんな時には、洗濯物に扇風機を当ててみましょう。
扇風機で風を当てるだけでも、普通に干すよりも段違いで早く乾きます。
電気代も安くてすみますし、経済的ですよ。
現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。