衣替えを秋にする時のポイント！

昔から「10月1日は衣替え」と言われてきましたが、学校などでもそれは取り入れられていますよね。ただ、昨今は10月になっても暑い日が続くこともあり、10月1日になったからといって、そこで衣替えをするわけにはいきませんよね。

今回は衣替えを秋にする時のポイントについてお話ししましょう。

秋の衣替え、時期はいつから準備する？

秋の衣替え、基本は10月1日ですよね。10日1日が秋の始まりというわけではないのですが、夏が終わり少しずつ涼しくなってくるのが9月の半ば過ぎ。

官公庁や企業、学校などでは10月1日が秋の衣替えとなっていますが、きっちりその通りにする必要はありませんから、そろそろ長袖を出しておこうかなと思ったら、準備を始めると良いでしょう。

最近では、9月の終わりになっても気温の高い日が多く「まだ半そでのままでいいかな？」と感じることも多くなりましたが、急に気温が下がることもあります。慌てて衣替えをしたものの「衣類に汚れがあったり、皮脂などの臭いが染みついていたりして、すぐに着ることができない」という可能性も。

涼しくなってから急いで衣替えをしようと思っても、なかなか手間がかかりますから、準備は早めがおすすめです。

衣替えを秋にする時のポイント

衣替えを秋にした時には、夏服を次のシーズンまで保管することになります。これから着る服のチェックも大切ですが、しばらくの間着ることがない夏服の保管についてもポイントを押さえておきましょう。

まずは衣替えをする日の天気ですが、できるだけ晴れた日を選びましょう。晴れている日は、湿度も低いので、衣類がしっかりと乾燥した状態で保管することができます。

また、衣替えをする順番としては、この後多少気温が上がっても絶対に着ることがない真夏の衣類から収納します。

一気に衣替えをしてしまいたいところですが、段階を踏んで少しずつ収納したほうが、効率良く衣替えをすることができますよ。そして、シーズン中に袖を通していない衣類があれば、処分の検討もしておきましょう。衣類は、衣替えの時に「次のシーズンに着るのか」と検討することが大切です。

断捨離をおすすめするわけではありませんが、もう着ない衣類を出したりしまったりしているのは、労力の無駄になってしまいます。必要がなければ、リサイクルショップやフリマアプリに出す、状態が悪いものは思い切って処分するなど、手放していくことも考えましょう。

衣替えをする前に再度洗濯をするほうがいい？

「秋の衣替えをする時に、夏服はしまう前に再度洗濯したほうがいいですか？」と、聞かれることがあります。

確かに、次のシーズンまでは半年以上あるので、洗濯できるものはしてから収納するのが理想です。特に夏服は生地が薄いですし、洗濯をしても天気が良ければすぐに乾きますから、収納に時間がかかることは少ないでしょう。

汚れたままで収納をすると、次の衣替えの時にそれがカビや変色の原因になることもありますし、汚れが沈着してしまって、落ちなくなってしまったということもあります。大切に着たい衣類になればなるほど、衣替えで収納する時に状態の確認が必要です。

洗濯をする衣類が多くなってしまった時には、宅配クリーニングを使うのも一つの方法です。宅配クリーニングなら、1枚単位の費用ではなく、パック料金になりますからお得です。しかも、衣類をそのまま保管してくれるサービスもありますから、衣替えの最後に残った衣類や、大切な衣類については、宅配クリーニングもおすすめです。

秋の衣替えをした後の衣類は収納ケースに保管して問題ないの？

衣替えをする時によく使われているのが、衣類の収納ケースですよね。最近では、衣類の収納ケースも優秀で、がたつきがなく、大切な衣類をしっかりと保管してくれます。

ただし、どんなに収納ケースが万全でも、保管には注意が必要です。まず、日当たりの良いところに置かないということ。収納ケースはほとんどがプラスチック製です。プラスチックは温度変化に弱いですし、日光に当たっていると固くなってしまって変形や破損の可能性があります。

また、日光に当たると、収納している衣類も変色してしまいますから、保管場所に日光が入る可能性がある時には、収納ケースに布をかけておくと安心です。

さらに、湿気の多い場所も避けたいところ。加湿器などを使っている部屋に収納ケースを置くと、湿気が入りやすくなるので、避けたほうが無難です。

そして防虫剤もお忘れなく。「しっかり洗濯をして、湿度にも気を配ったから、あとはケースに入れておけば安心」と思っていても、虫によるダメージを受けることも。

防虫剤を入れておけば、虫食いの穴を防ぐことができますし、除湿剤を入れておけば湿気対策もできます。どちらも有効期限がありますから、半年以上使えるものを入れると良いでしょう。また、期限のチェックも忘れないようにしましょう。

まとめ

秋の衣替えに限らず、大切な衣類は良い状態で保管したいものです。汚れを落としてから、きれいな状態で収納ケースにしまい、次のシーズンにはそのままの状態で着用したいですよね。

着る機会がなくなった衣類を思い切って処分するチャンスでもあるので、衣替えは面倒がらずに行いましょう。

宅配クリーニングなどのサービスもありますし、自分の生活に合った収納方法で、大切な衣類を保管できれば、長く着用できますから安心ですよ。

前野恵子

現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。