紅茶のシミの落とし方は?
紅茶をこぼしてしまい、Tシャツやカーペットにシミができてしまった…。
こんな経験はありませんか?
紅茶のシミは茶色く目立つため、洗っても落ちないのでは…と心配になります。
しかし、心配する必要はなし!
ほとんど場合は、自宅で綺麗に落とすことができますよ。
ここでは、紅茶のシミの落とし方についてレクチャーしていきましょう。
紅茶のシミは「水溶性」だから落ちやすい
紅茶のシミは「水溶性」です。
水溶性というのは水に溶ける性質があるということ。
そのため、水で洗い流すことができるためシミ抜きはそれほど難しくないのです。
ただ、水溶性であっても時間が経過するとシミは繊維まで染み込んでしまいます。
繊維の奥まで浸透すると、落ちにくくなるため、早めにシミ抜きしましょう。
紅茶のシミ抜きをする前には洗濯表示をチェックしよう
紅茶のシミ抜きは自宅で簡単にできるとお話しました。
Tシャツなどに紅茶のシミができてしまった場合は問題なく落とせます。
しかし、水洗いできない素材の場合は、シミ抜きできないこともあります。
無理に、シミ抜きをしてしまうと、素材の繊維を傷めてしまうことも…。
また輪ジミができてしまうこともあるので、注意が必要です。
シミ抜きをする前には、まずは洗濯表示を必ずチェックしましょう。
紅茶のシミ抜き方法とは?
紅茶のシミ抜きは、「食器用中性洗剤」を使用します。
早速やり方をご紹介しましょう。
1、シミが付いた部分を裏返して、下にあて布を敷く
2、水で濡らした布で、裏側から叩いてあて布にシミを移す
3、食器用中性洗剤を直接シミ部分にかける(他の部分にシミが移らないようにする)
4、指でもんでなじませる
5、シワができやすい素材は綿棒や歯ブラシで叩き洗いする
6、綺麗な水で洗剤を洗い流す
7、洗濯機の標準コースで洗濯する
紅茶のシミ抜きは、シミができたらすぐに行うのが理想的です。
時間が経過すると落ちにくくなるので注意しましょう。
頑固な紅茶のシミはどうやって落とす?!
紅茶を大量にこぼしてしまった…、シミができて時間が経過してしまった…。
このような場合は、シミ抜きしても完全に落ちない場合があります。
頑固な紅茶のシミには「酸素系漂白剤」を使用してみましょう。
1、シミ部分に酸素系漂白剤を直接かけて15分間放置する
2、そのままいつも通りに洗濯機で洗う
長い時間漂白してしまうと色落ちや繊維の傷みにつながります。
漂白時間は15分ほどにとどめておきましょう。
また、色物のTシャツなどを漂白する際には、はじめに試し浸けしてみるのが安心です。
カーペットに紅茶をこぼしてしまったらどうする?!
紅茶のシミは洋服にだけできるとは限りませんよね。
カーペットや絨毯に紅茶をこぼしてしまい、シミができてしまうこともあるでしょう。
ここではカーペットや絨毯のシミ抜き方法を解説します。
1、紅茶が付いた直後であれば、乾いた布でトントンと叩いて紅茶のシミを吸い取る
2、すでに乾いている場合は、水で軽く濡らして、カーペット用洗剤を吹き付ける
3、汚れを布でしごき取る
4、濡れた布で水拭きしてから、最後に乾拭きする
カーペットや絨毯は丸洗いできませんが、素早く対処すれば綺麗に落とせますよ。
外出先で紅茶のシミが!応急処置はどうやってする?
外食時に紅茶をこぼしてシミができてしまった…という経験はありませんか?
外出先で紅茶のシミができてしまった場合、すぐに洗えないので困りますよね。
そんな時には、応急処置をしておきましょう。
応急処置の方法はとっても簡単!
手持ちのハンカチやおしぼりを使ってシミを軽く叩くだけでOKです。
タオルにシミを移すように、後ろからあて布をするとより効果的ですよ。
ハンカチやタオルがない場合には、お店にある紙ナプキンでも代用可能。
応急処置をする際には、決して擦ってはいけません。
擦るとシミが余計に広がってしまうので、注意してくださいね。
お気に入りの洋服のシミ抜きはクリーニングという選択肢もあり!
紅茶のシミは基本的には自宅で落とすことができます。
しかし、デリケートな素材の服だと自分でシミ抜きするのが怖いケースもあるでしょう。
無理やりシミ抜きすると、かえってひどくなることもあります。
また、繊維を傷めてしまい、せっかくのお気に入りの服が台無しになることも…。
自分でできないと感じたら、クリーニング業者に依頼するのも1つの方法です。
プロのクリーニング業者に依頼すれば、安心してお任せできますよね。
特に宅配クリーニングのサービスは自宅にいながらクリーニングに出せて便利でおすすめです。
おすすめの宅配クリーニングサービスをこちらで比較しながら紹介していますのでご確認ください。
まとめ
紅茶のシミは水に溶けるので自宅でも簡単に落とすことができます。
外出先でシミができてしまった時でも応急処置の方法を知っておけば安心です。
自宅でのシミ抜きが難しいと感じた場合は、無理せずクリーニングに依頼しましょう。
クリーニング店を営む家に生まれ、小学生の頃から将来の夢は「クリーニング屋さん」。見事その夢をかなえ、現在はクリーニング会社に勤め、しみ抜きの資格を取得。
洋服・ファッションが大好きで、洋服を大切に着るためのクリーニング技術を日々探究しています。
プライベートでは、男の子を育てるワーキングママ。
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