洗濯洗剤の種類と使い分けのポイントを知って洗濯上手に!
毎日のお洗濯に欠かすことのできない洗濯洗剤。
液体洗剤・粉洗剤・おしゃれ着用洗剤・ジェルボール洗剤と、たくさんの種類がありますが
あなたはどのように選んでいますか?
「安さ」「香り」「パッケージが好み」など、なんとなくの理由で選んでいる人は要注意!
その洗剤の選び方では、服の汚れがちゃんと落ちていないかもしれません・・・。
洗濯洗剤を選ぶ時のポイントは 衣類の「汚れ」そして「ダメージ」によって使い分けをすることが大切なんです。
毎日着用する服だからこそ、上手に洗濯して長持ちさせたいですよね。
洗剤それぞれの違いを知って使い分けることで、洗濯レベルをぐんっとUPさせましょう!!
洗剤の種類と使い分けのポイント
粉洗剤
粉洗剤はほとんどが「弱アルカリ性」です(箱の裏に書いています)。
皮脂汚れなどの目に見えない汚れの多くは酸性で、その汚れを落とすことができるのは反対のアルカリ性。タンパク質汚れや、皮脂汚れが原因の黄ばみを防ぐには、汚れをしっかり落とすアルカリ性の粉洗剤が一番適しています。
子ども服や運動着、また汗をたくさんかき、皮脂の分泌が盛んな夏には特に粉洗剤がオススメです。
ただ洗浄力が強い分、デリケートな素材にはあまり向いていません。
液体洗剤
液体洗剤はほとんどが「中性」です。
ジェルボール洗剤も液体洗剤のカテゴリーに含まれます。
界面活性剤を主体に作られており、柔軟剤が一緒に入っている製品もあります。
汗をあまりかかない寒い季節や、軽い汚れに使うのがオススメ。
水に溶けやすく、すすぎも1回でOKという製品が多いので時短になり、忙しい人には最適です。
また、節水にもなるので節約したい人にも嬉しいポイントですね。
洗浄力は粉洗剤よりも弱いですが、その分服へのダメージは少なく済みます。
おしゃれ着用洗剤
液体洗剤のなかでも、おしゃれ着洗剤はより服へのダメージが少ない洗剤です。
洗濯機のコースは「ドライコース」もしくは「手洗いコース」を選んで使います。
衣類の毛玉やスレを防ぐ成分が配合されているものや、肌や環境に配慮したオーガニックな製品、香りのするものから無香料のものなど様々な種類があります。
デリケートな素材の洋服を優しく洗えますが、その分洗浄力も弱めになっています。
ですので、衣替えなどのタイミングを見てクリーニングに出してしっかり汚れが残らないようにするのが、大切なポイントです。
蛍光増白剤とは?入ってない方がいいの?
蛍光増白剤とは、漂白剤のように色素を破壊して白くするのではなく、白く見えるようにする染料の一種です。
真っ白な綿や麻やレーヨンなどの生地には、製造段階で蛍光剤が使用されています。
しかし洗濯していくうちにその蛍光剤がはがれて、どんどん白がくすんできてしまいます・・・。
そんな時には蛍光増白剤の入った洗剤が大活躍!
はがれた部分が補正され、白さが復活しますよ。白いワイシャツや白衣などにオススメです。
量を使いすぎたり、直射日光に当てたりすると、白く見えなくなるので気を付けたいですね。
また注意しなくてはいけないのは、オーガニックコットンやベージュ・生成り・パステルカラーの服。染料で生地が染まってしまい、色ムラが出来たり、色褪せて見えるようになってしまうかもしれません。このような生地の服には蛍光増白剤なしの洗剤を使用しましょう。
洗剤は種類によってメリット・デメリットがあります。
粉洗剤は「汗汚れを落とせるけれど、デリケートな素材には不向き」、液体洗剤は「水に溶けやすく利便性が高いけれど、洗浄力は粉洗剤に劣る」など、それぞれ特徴があるので、洗濯物によって使い分けることが洗濯上手への近道です。
粉洗剤、液体洗剤、おしゃれ着用洗剤を使い分けて、大切な衣類を長く愛用しましょう。
現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。