水着を洗濯する方法！プールや海水浴で着た後のケアもチェック
夏に大活躍する水着、お気に入りのものは長く使いたいものですよね。
水着はプールなどで使うことが多いことから「あまり汚れないだろう」と、思っている人は意外に多く、洗濯に気を配る人が少ないようです。
ですが、本来、水着はとてもデリケートな衣類です。
プールや海水浴に行ってきた後には、洗濯をしっかりとしましょう。
今回は、そんな水着の洗濯方法やお手入れについてお話ししていきますね。
水着は実はデリケートな衣類
「水着はプールや海水浴で使うものだから、結構丈夫な素材でできているはず」こう考えている人は多いでしょう。
ですが、水着の素材はポリウレタンやポリエステルです。ポリウレタンは、伸縮性の高い素材で、水着に欠かせませんが、塩素や熱に弱いという欠点があります。
水着の伸縮性が高いのは、このポリウレタンが頑張ってくれているためなのですが、海水浴やプールでの塩素に対しては、実は弱いのです。
また、水の中で着ているため、伸縮性が高い分、水圧でダメージも受けています。
ですから、水着は丈夫に見えて実はとてもデリケートな衣類であることを、あらかじめ頭に置いておきましょう。
水着は脱いだ時からお手入れが始まる
水着は脱いだ時からお手入れをするのが基本です。とりあえず脱いで「家に帰ってから洗濯をすればいいや」と思うかもしれませんが、海水浴では砂が入っていることが多いですし、プールでも塩素がしみ込んでいますよね。ですから、水着は脱いだ時に水洗いをすることが重要。
洗った後は、タオルにくるんで持ち帰りましょう。大切なのは、水洗いと、洗った後は絞らないこと。水着はただでさえ型崩れしやすいので、絞ってしまうと型崩れがひどくなります。
この2つを行うだけで、水着の寿命はぐんと長くなりますよ。
子供さんが授業などでプールに入る時も、簡単でいいので水洗いをさせると、痛みの度合いが変わってきます。
難しい場合には、子供さんが帰宅した直後に、水洗いをしておきましょう。
水着の洗い方は？手洗い？洗濯機？
水着はデリケートな衣類ですから、できるだけ手洗いがおすすめです。
ぬるま湯で、洗剤はおしゃれ着用がベスト。お湯の温度が高いと、型崩れや生地を傷める原因になるので注意が必要です。
さらに、型崩れ予防効果を高めるには、裏返して洗うのがポイントです。どうしても時間がないという場合には、洗濯機にもお手伝いしてもらいましょう。
ただし、洗濯機は、摩擦力も強いので生地を傷める可能性が高くなります。洗濯ネットに入れることや、ほかの洗濯ものと一緒にせず別に洗うのが理想。コースはおしゃれ着用などの、優しい洗い方を選びましょう。
洗濯機で水着を洗う場合、一番気を付けなければならないのが脱水です。脱水だけは極力避けてほしいところですが、どうしても洗濯機で脱水をというのであれば、洗濯ネットに入れたまま、バスタオルなどでくるんだ状態で30秒ほど行います。
洗濯だけ洗濯機を使って、水気はタオルドライをするのがいいですよ。
水着の干し方としまい方
水着を干す際には、裏返して形を整えるのがポイントです。直射日光が当たらないように陰干しをしますが、表面のプリントの変色を防ぐためにも、裏返して干すことは忘れずに。
ハンガーにそのままかけてしまうと、水分の重みで型崩れしやすくなります。ハンガーを使う時には、タオルと同じように、半分に折って干しましょう。
風通しが悪い、風が吹いていないといった場合には、室内で干して、扇風機などで風を当てると早く乾かすことができます。乾いた後は、水着専用の収納場所を作って、ほかの衣類と一緒にならないようにします。
どうしても収納場所がない時には、ほかの衣類と混じってしまっても仕方がないですが、型崩れしないように、上にほかの衣類を置くことは避けましょう。
また、湿気にも十分配慮して、いつも気持ちよく水着が着られるようにしておきましょう。
そして、シーズンが終わり、しばらく使わないという時には、湿気の少ない場所を選んで、カビが生えないようにしておくと安心ですね。
まとめ
水着はそのシーズンの流行もありますが、お気に入りのものはできるだけ長く使いたいところです。
水の中で使う衣類は、なんとなく丈夫というイメージを持ってしまいがちですが、実はその逆で、水着はとてもデリケートだということを理解しておきましょう。
脱いだ直後の水洗いや洗濯、干し方など、ちょっとしたことに気を付けていれば、型崩れや生地の傷みが少なく、よい状態を保つことができるでしょう。
お気に入りの水着で、旅行や海水浴、プールなどを楽しんでくださいね。
現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。
