服に穴が開いた時の縫い方は?自分でも補修できる?
お気に入りの服を着ようとして、気が付いたら穴が開いている!なんていう経験はありませんか?洋服の穴は「どうしてできたの?」と思うくらい不思議ですし、ショックですよね。
でも、小さな穴が開いたからといって、その服を処分するのはもったいないですし、穴が開いたまま着るというのもちょっと考えてしまいます。
そこで今回は、服に穴が開いてしまった時に自分でできる縫い方や、「自分で直すのは難しいけれど何とかこの穴をなくしたい」という人に、知っておくと損がない対応をご紹介します。
服に穴が開いているのを見つけたら?
服に穴が開いているのを見つけた時って「なぜ?」「いつ開いたの?」と、不思議に思いますよね。
どこかに引っ掛けたのか、それともタバコなどで穴が開いてしまったのか。心当たりがあればすぐに対応できたはずですが、気づかないところで穴が開いてしまうと、穴が大きくなってからでないと分からないということも多いでしょう。
さらに、衣替えなどで衣類を入れ替えている時に、虫食いの穴を見つけることもあります。服に穴が開いているのを見つけたら、そのままにせず、すぐに補修などの対応をするのがベストです。「まだ穴が小さいから大丈夫」と放置していると、いつの間にか大きな穴になって、補修ができない可能性も出てきます。
どんなことにも当てはまりますが、傷は小さな時に対応するとすぐに良くなります。大切な衣類であればあるほど、穴を見つけた時には早急に対応しましょう。
服に穴が開いてしまった時の補修方法は
では、服に穴が開いてしまった時の補修ですが、基本的に小さな穴であれば、自分で縫うことが可能です。
ほかには、あて布をして隠してしまう方法もあります。昔はワッペンやアップリケなどを使って穴を隠しましたが、最近はあまり使っていない人が多いですよね。
でも、小さな子供の服などは、何度でも穴が開くことがありますから、子供服にはアップリケなどがとても有効。
服に穴が開いてしまった時は、このように「縫って目立たなくする」「穴をふさぐ」というのが、最適な方法と言えるでしょう。
服に穴が開いてしまった時の縫い方
服に穴が開いてしまった時に、どんな縫い方をすればいいのか、お話ししましょう。
基本的に、服に穴ができてしまった場合には、その穴をふさぐ「かがり縫い」という縫い方をすれば、小さな穴も目立たなくなります。開いてしまった穴の裏側から、穴に針をくぐらせて、その穴をつぶすように糸を引いていきます。
生地の表からだと、縫い目が浮きあがってしまいきれいにならないので、必ず裏側から行いましょう。
さらに、穴から離れたところに針を通してしまうと、穴の周りの生地が引っ張られて、つまんだような仕上がりになってしまいます。穴のすぐ近くを針が通るように注意すると良いでしょう。
穴をかがったら、仕上げにアイロンをかけると、生地がなじんで穴が目立たなくなります。多少縫い方が雑でも、アイロンをしっかりかけることで、きれいに仕上げることが可能です。
また、裁縫に自信がある人は、あいてしまった穴を活用して、パッチワーク風に補修するもの良いですね。
ただし、ワッペンやパッチワークなどで補修する時には、きちんと裏からあて布をしておかないと、その部分が補強できないので、忘れないようにしましょう。
裁縫はちょっと苦手という人も、服に穴が開いているのを発見したら、かがり縫いに挑戦してみることをおすすめしますよ。
服にあいた穴はプロにお任せするのもおすすめ
服に穴が開いてしまった場合、自分で補修するのが難しい人もいますよね。ただ縫い合わせるだけでも慣れていないと難しく、失敗すると、小さな穴が大きくなってしまう可能性も。
そこで、服の穴の修繕をプロにお任せするというのも、大切な服を長く着るための手段です。かけつぎ職人というプロにお任せすると、きれいな状態に直してもらえます。お金はかかりますが、十分満足する仕上がりになるのは間違いありません。
普段着で穴が開いてしまった時には、自分で修繕すれば良いですが、大切な衣類に穴が開いてしまった時には、こうした専門家にお任せすることもできると知っておくと安心ですよね。
また、服に穴が開いてしまってすぐに対応することで、被害を少なくすることができますが、虫食いなどの衣類の穴は、それを予防することも重要。防虫剤を普段から使っておく、虫食いの穴がないか、虫の幼虫や成虫がいないかなど、普段から衣類の状態をチェックしておきましょう。
さらに、服に虫食いの穴ができるのを防ぐためにクリーニングに出すことも一つの方法です。虫食いの穴は、服の汚れが原因となることが多いため、常にきれいな状態で服を保管しておけば防ぐことができます。
また、収納ケース内の湿気も、虫が繁殖する原因になるので、時々虫干しをするなど、湿気を取ることもポイントです。衣替えや、大切な服を着た後には、クリーニングに出してからしまうと、虫食いの穴に困ることは少なくなりますね。
まとめ
大切な衣類やお気に入りの服に穴が開いてしまった場合、できるだけ早く対応すること、そして予防することが重要になります。
普段着に穴が開いてしまった場合には、自分でかがり縫いに挑戦するのもおすすめです。
大切な洋服や、自分では修繕が難しい場合は、プロに任せるのも手です。
服に穴が開かないように、防虫剤を使用したり、引っ掛けに気を付けたりして、気を付けることも大切です。
今人気の宅配クリーニングのサービスでは、衣類に最適な環境で保管してくれる保管サービスが付いている業者もあります。
おすすめの宅配クリーニングサービスをこちらで比較していますので虫食いなどが気になる方はぜひ利用してみてください。
クリーニング店を営む家に生まれ、小学生の頃から将来の夢は「クリーニング屋さん」。見事その夢をかなえ、現在はクリーニング会社に勤め、しみ抜きの資格を取得。
洋服・ファッションが大好きで、洋服を大切に着るためのクリーニング技術を日々探究しています。
プライベートでは、男の子を育てるワーキングママ。
家庭で洗えないアイテムのお手入れ方法や、汚れた子ども服の扱い方の知識ならお任せを!