バスタオルのイヤな臭いの取り方を知っておこう
バスタオルを使った後にイヤな臭いが気になったことがある人は多いでしょう。
ではなぜ使用後のバスタオルは臭いがするのでしょうか?
臭いは洗濯をしてもなかなか取れない頑固な場合が多いです。
ここではバスタオルのイヤな臭いの原因について解説します。
また、臭いを発生させない方法や、臭いの取り方もレクチャーしますね。
バスタオルはなぜ臭くなるの?その原因とは?
バスタオルは毎日お風呂から出た時に、体を拭くために使うという人が多いでしょう。
「バスタオルを1回使っただけで洗濯するのは、かさばるから面倒」と、何回か使ってから洗濯する人や、洗濯せずに放置する人が意外といます。
しかし、使ったまま放置するとイヤな臭いが発生してしまいます。
この臭いは意外としぶとく、洗濯しても臭いが消えない場合もあるんです。
ではなぜ使ったバスタオルをそのまま放置すると臭くなるのでしょうか?
また、洗濯してもその臭いはなかなか消えないのでしょうか?
その原因はずばりタオルについた「雑菌」です。
使用後、濡れたままの状態で放置すると雑菌が繁殖します。
この繁殖した雑菌がイヤな臭いの原因となっているのです。
臭いの原因「雑菌」がバスタオルで繁殖してしまう理由
バスタオルのイヤな臭いの原因となっているのは「雑菌」です。
では雑菌はどのような条件で繁殖してしまうのでしょうか?
その理由をまとめてみましょう。
皮脂や汗
使ったバスタオルには、皮脂や汗がついています。
この皮脂や汗は雑菌の大好物。
そのため、皮脂や汗をエサとして増殖してしまいます。
気温
雑菌は30~40℃の気温下の場合に、繁殖しやすいです。
浴室や脱衣所は30~40℃になることが多く、浴室に置いておくのは増殖を促すようなものなのです。
湿度
湿度80~85%の時に雑菌は繁殖しやすくなります。
浴室などは湿度が高く、濡れた体を拭いたタオルは水気を含んでいる状態です。
湿気が多い状態なので、雑菌にとっては繁殖しやすい環境といえるでしょう。
バスタオルのイヤな臭いの取り方は?
バスタオルのイヤな臭いは洗濯すれば消える…と思っている人は多いはず。
しかし、臭いは実はとっても頑固!
普通に洗濯しただけでは、なかなか取れません。
バスタオルのイヤな臭いを取るためにはどうしたらよいでしょうか?
ここでは、臭いの取り方をご紹介しましょう。
熱湯をかけて消毒
雑菌は30~40℃では繁殖しやすいですが、60℃を超えると死滅します。
そこで熱湯をかけても大丈夫な場合は、熱湯がけおすすめ。
まずは洗濯表示をチェックして60℃の熱湯に耐えられるかを確認しましょう。
やり方は以下の通りです。
1、60℃以上の熱湯を用意する
2、その中に1時間ほど浸ける
3、温度が下がらないように、冷めたらお湯を足す
4、脱水をして、風通しのよい日向に干す
酸素系漂白剤を使用する
色落ちしないものであれば、酸素系漂白剤がおすすめ。
酸素系漂白剤には消臭・除菌・殺菌効果があるので、イヤな臭いを除去してくれますよ。
方法は以下の通りです。
1、40~60℃のお湯に少量の酸素系漂白剤を入れて溶かす
2、その中に1時間ほど浸ける
3、1時間経過したら、いつも通り洗濯する
4、風通しのよい日向に干す
アイロンをかける
イヤな臭いの原因となる雑菌は、高温で死滅します。
そこで、バスタオルにアイロンをかけるのもおすすめです。
ただ、素材によってはアイロンをかけると生地を傷めてしまうことも…。
アイロンをかける場合には、洗濯表示をよく確認してから行いましょう。
乾燥機にかける
乾燥機にかけると熱で乾かすので、繁殖した雑菌を死滅させることができます。
ただ家庭用の乾燥機の場合は、高温になりにくいため、死滅しにくいでしょう。
そこでおすすめなのが「タンブラー乾燥機」です。
このタンブラー乾燥機とはコインランドリーに設置してある乾燥機のこと。
普通の乾燥機よりも高温になるため、しっかり雑菌を死滅させることができますよ。
重曹を使う
熱湯やアイロン、乾燥機などを使うとタオルが傷む場合もあります。
その場合は、重曹がおすすめです。
重曹には皮脂汚れを落としたり、消臭したりする効果が期待できます。
方法は以下の通りです。
1、40~60℃のお湯に少量の重曹を入れてよく混ぜる
2、1時間ほど浸ける
3、その後、いつも通りに洗濯をする
4、風通しのよい日向に干す
バスタオルにイヤな臭いを付けないようにするためには?
イヤな臭いを付けないようにするためにはどうしたらよいでしょうか?
ここでは簡単にできるバスタオルの臭い対策方法をまとめてみましょう。
洗い物をためない
使用後のバスタオルをそのまま放置していると雑菌が繁殖します。
洗い物はため込まず、なるべくこまめに洗濯するようにしましょう。
洗い物を洗濯機に詰め込みすぎない
洗濯槽に洗濯物を詰め込みすぎると、洗濯がうまくできません。
洗い残し、すすぎ残しの原因になるでしょう。
洗濯物はたくさん詰め込まずに、適量で洗います。
洗濯の前に乾かしておく
すぐに洗えない場合などは、湿ったままで放置せずに乾かすのがおすすめ。
夜、使った場合は、外に干して翌朝洗濯するとよいでしょう。
洗剤は入れすぎない
洗剤は規定量を守るようにしましょう。
洗剤を多く入れすぎると洗剤残りの原因となり、雑菌が繁殖しやすいです。
洗濯後はすぐに干す
洗濯が終わったのに、干さずにそのまま放置するのはNG。
洗濯槽の中は湿度や温度が高く、雑菌が繁殖しやすい環境です。
洗濯後は、すぐに干しましょう。
洗濯槽の掃除はこまめに行う
洗濯槽は汚れやカビが発生しやすいです。
洗濯槽が汚れていると洗濯をしても洗濯物に雑菌がついてしまうでしょう。
これが臭いの原因となるので、洗濯槽の掃除はこまめに行います。
だいたい2ヶ月に1回程度は掃除をするようにしましょう。
まとめ
バスタオルのイヤな臭いの原因は「雑菌」です。
イヤな臭い対策には加熱処理がおすすめ。
熱に弱い雑菌の性質を利用して、加熱処理で雑菌を除去しましょう。
現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。