ドラム式洗濯機のメリットとは?縦型洗濯機との違いは?
今や洗濯機といえば縦型よりもドラム式が主流となりつつあります。
ドラム式は縦型に比べ、洗濯物を出し入れしやすく、デザイン的にもおしゃれ。
多くのメーカーから新商品が登場しており、種類も豊富です。
ドラム式と縦型ではどちらの洗濯機が良いのか悩む…という人も多いでしょう。
今回はドラム式洗濯機のメリットと、縦型洗濯機との違いを比較してみます。
ドラム式洗濯機の特徴とは
ドラム式洗濯機とは、洗濯槽が横に向いている、もしくは斜めに傾いている洗濯機です。
一般的に、洗濯機は回転することによって生じる水流によって汚れを落としていきます。
さらに、回転によって持ち上げられた洗濯物が落下する衝撃によっても汚れを落とせるのです。
この洗い方を「叩き洗い」と呼んでおり、洗濯物同士の摩擦が少ないので衣類への負担が軽減されます。
ドラム式洗濯機と縦型の洗濯機は何が違うの?
ドラム式と縦型ではいくつか違いがあります。
「大きさ」「洗い方」「洗浄力」「水の量」「乾燥」の5つの違いをまとめてみましょう。
大きさはドラム式の方が大きい
基本的にドラム式洗濯機は縦型洗濯機よりかなり大きいです。
住居によっては洗濯機置き場にドラム式洗濯機では入らない…という場合もあります。
洗い方が違う
ドラム式は衣類を持ち上げて落下させることで汚れを落とす「叩き洗い」です。
叩き洗いは、泡立ちにくい硬水でも汚れが落ちる洗い方になります。
縦型は水をためて洗う「もみ洗い」でたっぷりの水ですすぎます。
ちなみに日本では、昔からもみ洗いで洗濯されてきました。
洗浄力はどちらも同じ!
洗濯機の機能として最も重要な洗浄力ですが、洗浄力に違いはありません。
ただ、どういう汚れに強いか?に違いがあります。,/p>
ドラム式は「皮脂汚れ」に強く、縦型は「泥汚れ」など固形の汚れに強いです。
水量の違い
洗濯で使う水量は、ドラム式の方が少ないです。
縦型では洗濯槽に水をたくさんためて遠心力で汚れを落としていきます。そのため、大量の水が必要です。
一方ドラム式では、洗濯槽が回転し洗濯物を上から下に叩きつけて洗うため、水は少量でOK。
節水効果が期待できるのはドラム式です。
乾燥機能の有無
ドラム式と縦型の機能面での大きな違いは「乾燥機能」です。
ドラム式は乾燥機が一体化しています。
乾燥機能は持ち上げた衣類が落下する間に、温風を当てることで乾かします。
シワにもなりににくく、乾燥機能で考えればドラム式がおすすめです。
ドラム式洗濯機のメリット
ドラム式洗濯機は非常に人気があり、たくさんのメリットがあります。
早速まとめてみましょう。
デザインがおしゃれ
ドラム式は縦型に比べてデザインがとてもおしゃれ。
インテリアの雰囲気を壊さず、部屋の雰囲気に馴染みやすいです。
丸っこいフォルムは魅力的ですね。
ビジュアルやデザインで選ぶ人も多いですよ。
水道代の節約につながる
縦型に比べると、水道代が半分以下に節約できます。
節水したい、エコな製品を使いたいという人におすすめです。
乾燥機能が優れている
ドラム式の大きな特徴の1つが「乾燥機能が付いていること」です。
乾燥機能はあるととても便利。
特に雨の日や梅雨時期などは、乾燥機能を使うご家庭も多いでしょう。
柔軟剤を使わなくてもタオルや衣服がふわふわに仕上がります。
洗濯機上のスペースを活用できる
縦型の場合、洗濯機の上に洗剤、柔軟剤を置くことはできません。
ドラム式であれば取り出し口が正面なので、洗濯上部のスペースを有効活用できます。
洗濯物を出し入れしやすい
ドラム式は正面から洗濯物を取り出すので、縦型に比べると取り出しやすいです。
特に洗濯物が大量の時には、重たくて出し入れが大変になります。
身長が低い人やお年寄りなどでも出し入れしやすいドラム式は便利です。
洗濯槽にカビがつきにくい
機能面で充実しているドラム式には「お掃除機能」がついている機種もあります。
お掃除機能があれば、自動で洗濯槽をきれいにしてくれるので、カビが発生しにくいです。
また、乾燥機能を利用すれば、洗濯槽が濡れたままになることはありません。
ドラム式洗濯機にはデメリットがほとんどない?
ドラム式のデメリットといえば、
・価格が高い
・サイズや重量が大きい
・メンテナンス箇所が多い
などがあります。
しかし縦型にはない乾燥機能がついているので、コスパを考えるとお得です。
またサイズや重量の面も、置き場に余裕があれば特に問題はありません。
縦型ではデッドスペースとなってしまう、洗濯機上部も有効活用できます。
メンテナンス箇所は、乾燥・排水フィルター、ドラム縁の掃除が必要になります。
しかし縦型に比べるとカビが発生しにくい為、お手入れはそれほど難しいことはありません。ドラム式にはデメリットがあるものの、それを上回るメリットがたくさんあります。
現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。