スーツを収納する方法と注意点
皆さんはスーツをどのように収納していますか?
クローゼットに収納する人もいれば、たたんで収納する人もいるでしょう。
スーツは収納の仕方によって、すぐにシワができてしまいます。
ここではスーツの収納方法やコツをレクチャーしていきましょう。
間違ったスーツの収納方法はスーツを傷めてしまう原因になる!?
仕事着としてスーツを着用するビジネスマンは多いでしょう。
高いスーツであれば何着も買うことができないので、1着を大切に着たいですよね。
実は、たたみ方や収納方法によっては、スーツが傷んでしまうことも…。
長く愛用するためには、きちんとした正しい収納方法を覚えておく必要があります。
では正しく収納できていないとどのようなことが起こるでしょうか?
まとめてみましょう。
型崩れする
きちんと収納できていないと、型崩れを起こしてしまいます。 型崩れを起こしたスーツは、着てもだらしなく見えてしまうでしょう。シワがつく
ぐちゃぐちゃにたたむと、しわくちゃになります。
しわくちゃになったスーツはクリーニングに出さないと着ることができませんね。
カビが生える
汗や雨など水分を含んだ状態で、クローゼットに収納してしまうのはNG。
カビが生える原因になってしまいます。
カビが生えてしまうとカビ除去が大変ですし、最悪の場合着られなくなってしまいます。
虫に食われる
間違った収納をしていると、クローゼットやタンスで虫に食われてしまいます。
虫食いにあうと、スーツに穴が開いてしまうので着ることができなくなります。
クローゼットにスーツを収納する際のポイントとは?
クローゼットにスーツを収納する場合、いくつかのポイントがあります。
収納方法のポイントをまとめてみましょう。
ポケットの中身はすべて出す
ポケットの中のものはすべて取り出しておきましょう。
ポケットの中にものを入れたままにしておくと、型崩れの原因になってしまいます。
ジャケットの内ポケット、スラックスの後ろポケットも忘れずに取り出してくださいね。
スーツにあったハンガーにかける
ハンガーにはいくつか種類があります。
正しいハンガーを選ばないと型崩れやシワの原因になってしまいます。
ハンガーは肩のラインに合うもので、肉厚で丸みのあるものがよいでしょう。
クリーニング店でもらう細いハンガーではなく、3~5㎝程の厚みのあるハンガーがベスト。
薄いハンガーを使ってしまうと、肩がつぶれて型崩れを起こします。
ハンガーの素材は防湿効果のある木製がおすすめ。
木製ハンガーは静電気も防いでくれますよ。
なければプラスチック製のものでもOKです。
また、スラックス用のハンガーも正しいものを選びましょう。
バーに掛けるタイプと挟んで吊るすタイプが一般的です。
おすすめは挟んで吊るすタイプのもの。
シワもできにくく、折りたたまないので湿気も逃げやすいです。
掛けるタイプのハンガーだと、スラックスにシワができやすくなってしまいますよ。
ブラッシングする
着用したスーツにはほこりやごみが溜まりやすいです。
着用後は必ずブラッシングして、ほこりをしっかりと落としましょう。
小さいほこりをそのままにしておくと、虫食いの原因になることも…。
全体にスーツを軽く叩いてほこりを浮かせ、ジャケットは上からかけていきます。
スラックスは逆さまに吊るして、裾から腰へかけてブラッシングしましょう。
風通しのよい場所に干す
着用後のスーツは汗が染み込んでいます。
クローゼットに収納する前には、風通しのよい場所で陰干ししましょう。
半日程度陰干しすればOKです。
水分は生地や芯材を傷めてしまいますし、臭いやカビの原因にもなります。
クローゼットにはすぐに収納せずに、しっかりと風通ししましょう。
間隔をあけて収納する
間隔をあけて収納するようにしましょう。
スーツとスーツの隙間は最低でも2㎝程度はあけてください。
隙間なく収納すると、生地が擦れてスーツが傷みやすくなります。
また、シワもつきやすいですし、通気性が悪くなるのでカビの原因になることも…。
湿気取り、防虫剤を設置する
クローゼットにスーツを収納している間に、虫に食われるのだけは避けたいですよね。
そこで、クローゼットには防虫剤と湿気取りを入れておくようにしましょう。
湿気対策を行い、衣類害虫が住みやすい環境を防ぐことがポイントです。
防虫剤を置くことで害虫がよりつかなくなり、虫の食欲を減退させることができますよ。
防虫剤にはクローゼット用、洋服ダンス用など種類がいくつかあります。
使用する場所別に合せて選ぶとよいですね。
クリーニング後のスーツの収納方法は?
クリーニングに出した後にクローゼットに収納する場合は、どうすればよいでしょうか?
まず、クリーニング後についているビニール袋は外し、風通しのよい場所で陰干しします。
このビニール袋がついている状態は通気性が悪いので、必ず外してくださいね。
通気性のよい不織布でできたカバーなどをかけて収納しましょう。
出張時などスーツをたたんで収納する際のポイントは?
出張が多いビジネスマンは、スーツをたたんで持ち歩かなければいけません。
スーツをたたんで持ち運ぶ機会が多い場合は、スーツ用ガーメントバッグがおすすめ。
ハンガー付きのガーメントバッグを使用することで、シワが付きにくくなりますよ。
たたむ場合は、シワが付かないように丁寧にたたみましょう。
スーツケースに無理に押し込むと、シワがついてしまうので気を付けましょう。
まとめ
スーツを収納する際には、シワ・湿気・カビ・虫食いなど、注意すべきことがたくさんあります。
クローゼットに収納する前には、必ず陰干しをして水分を蒸発させるようにしましょう。
現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。