ジャケットはどうやってお手入れするの？クリーニングに出す頻度はどれが正解？！

公開日: 2020.05.04（更新日: 2020.05.20）

皆さんは、どのくらいの頻度でジャケットをクリーニングに出しますか？

人によってクリーニングに出す頻度は違うので、正解が分からない…という人も多いはず。

ここでは、ジャケットをクリーニングに出すべき頻度を解説していきます。
また、家庭でのジャケットのお手入れ方法も併せてご紹介しますね。

ジャケットをクリーニングに出す頻度ってどれくらいが正解なの？！

ジャケットは、家庭での洗濯やお手入れが難しい服の代表格です。ジャケットが汚れたら、クリーニングに出すという人が多いでしょう。
そこで迷うのがジャケットをクリーニングに出す頻度です。

ジャケットをクリーニングに出す頻度は「季節」や「使用頻度」によって変わります。
例えば、冬場であれば汗もかきにくいので1シーズン（3ヶ月）に1回程度でOK。

一方、夏は汗をかきやすく汚れも目立つので、2週間に1回は出したいです。
また、使用頻度が高い場合や汗かき体質の人によっては、1週間に1度出してもよいでしょう。

衣替えの際など長期間収納する場合には、一度クリーニングに出しておきます。汚れたままの衣服を収納すると、カビや虫食いの原因となるので注意して下さいね。ジャケットを長持ちさせるためには、正しい頻度でクリーニングに出しましょう。

ジャケットは「汚れたらクリーニングに出す」という人が多いでしょう。
では自宅でのお手入れ方法は、どのようなことに気を付ければよいでしょうか？
ここでは、自宅でのジャケットのお手入れ方法、ポイントをまとめてみます。

ジャケットを着た後はブラッシングしましょう。
ブラシは豚毛のものがおすすめ。豚毛のブラシは、静電気が起こりにくく、生地が傷みにくい特長があります。

ブラッシングは毛の方向に逆らわず、軽くかけるだけで大丈夫。基本的には上から下へブラシをかけ、繊維の奥にたまったほこりを絡めとります。ブラッシングをすると静電気も取れるので、汚れも付着しにくくなるでしょう。

また、ウール素材のジャケットは、ブラッシングをすると風合いが復活しますよ。

ウールなど動物の毛の素材は自然と元の形に戻ろうとします。カシミア、モヘアなども動物の毛なので、半日吊るしておけばシワは取れるでしょう。

吊るす時には、ハンガーの形状も大切です。針金ハンガーのような薄くて湾曲がないものはよくありません。内側に向かって湾曲があり、厚みのあるハンガーを選びとよいですよ。

ジャケットのお手入れとは関係ないのでは？と思うかもしれません。
しかしシャツが汚れていると、ジャケットに汗や脂、汚れが移ります。シャツを頻繁に洗っておけば、汗や脂がジャケットに移らなくなりますよ。

毎日同じジャケットを着ていると、生地へのダメージが蓄積されてしまいます。ジャケットは毎日同じ物を着ずに、何着かをローテーションして着ましょう。

1度袖を通したジャケットは風通しがいい場所に2～3日置いておくのがおすすめ。生地の湿気がなくなり、摩耗軽減につながりますよ。

ジャケットは洗濯の際に型崩れしやすい衣類の1つ。そのため、クリーニングに出すという人は大半でしょう。
ただ、ジャケットは自宅での家庭洗いができないわけではありません。ジャケットの家庭洗いについてまとめてみましょう。

家でジャケットを洗濯する場合、まずはジャケットのタグの洗濯表示を確認します。洗濯表示に洗濯機マークか手洗いマークがついていれば家庭洗いができますよ。

ドライマークや水洗い不可のマークであればクリーニングに出しましょう。

ジャケットの洗剤はおしゃれ着用洗剤がおすすめ。
シミなど汚れが気になる部分があれば、シミ用洗剤などを付けて部分洗いをします。

洗濯機で洗う時には、ジャケットを裏返して折りたたみ、洗濯ネットに入れましょう。
洗濯機設定は、ドライコースや手洗いコースがよいですね。

手洗いの場合には、全体をやさしく押すように洗います。

洗濯が終わったら、型崩れを防ぐためにハンガーにかけて干しましょう。ハンガーはジャケットの肩幅にぴったりしたもので、厚みのあるハンガーを選んで下さい。
いつもの洗濯に比べると、やはり慎重に洗わなければいけませんね。面倒だと感じる人は、クリーニングの利用の方が楽でしょう。

ジャケットを自宅で洗ったり、クリーニングに出したりすると縮まないか不安になります。
しかし、ジャケットはクリーニングで縮むことはないので、安心してくださいね。
ドライクリーニングは水を使わずに洗濯する方法です。生地に水の影響を与えないので、縮むことはまずありませんよ。

洗濯表示をみても、洗い方がよく分からない…、失敗したくないという人もいます。
家庭洗いに対応できないという場合には、クリーニングに出した方が安心ですね。

現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。