シミの種類でこんなに違う！シミ抜きのポイント

気をつけていてもシミが付いてしまう時ってありますよね。食べ物、ワイン、お化粧、などなど。

自分ではシミを付ける機会は少なくても、お子様をお持ちの家庭は常にシミとの戦いではないでしょうか。

どのシミにも共通していえることが、シミが付いたらすぐに落とす！ということ。

シミが付いてしまったら、なるべく早いうちに落とすことがポイントです。

早ければ早いほど対処が簡単です。放って置いて繊維の奥まで入り込んでしまうと、落とすのが難しくなるだけではなく、洋服の生地も傷んでしまいますよ。

水溶性のシミの場合

水溶性のシミとは、醤油、コーヒー、ジュース、ワイン、血液、インクなどです。これらは水に溶けやすい性質の汚れです。基本水だけで落ちます。

落とし方

①折りたたんだタオルを用意して、その上に洋服のシミが付いた部分を置く。
シミが付いている面をタオルに当てます。
↓
②歯ブラシに水を含ませ、シミの外側から中心へ向かってトントンたたく。
外側からしないと、シミが外へ広がってしまうので、必ず外側から中心へ向かって進めます。
↓
③タオルにシミ汚れが移って行きますので、タオルの綺麗な場所へ服を移動させ、シミが取れるまで繰り返す。

油性のシミの場合

油性のシミとは、お化粧品、チョコレートなど、カレー、ミートソースなどです。これらのシミに効果があるのは、ご家庭にある台所洗剤や、クレンジングオイルです。お化粧品ならクレンジングオイル、食べ物なら台所洗剤がおすすめです。

ベンジンなどの薬品を使わなくても家庭にある物で落とせますよ！

落とし方

①折りたたんだタオルの上に洋服のシミが付いた部分を置く。
シミが付いた面をタオルに当てます。
↓
②歯ブラシに台所洗剤または、クレンジングオイルをつけて、トントンたたく。外側から中心へ向かって行う。
↓
③タオルにシミが移って行くので、タオルの綺麗な所へ洋服を移動させ、シミが取れるまで繰り返す。
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④その後、お湯ですすぎます。油性ですので、お湯の方がよく落ちます。
シミが取れていたら通常通り洗濯をします。

シミが頑固で取れなかった場合は

酸素系漂白剤を使います。お湯に規定量の酸素系漂白剤を入れて３０分ほど付け置きをします。その後よくすすぎます。

泥汚れの場合

落とし方

①乾いたら、ブラシで泥を払います。これで、泥が繊維の奥まで入り込むのを防いでくれます。
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②洗剤を溶かしたぬるま湯に１−２時間付けて置きます。ひどい汚れには、その部分に直接洗剤や固形石鹸を塗り込み洗います。
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③通常通り洗濯機を使って洗濯します。

シミが付いてしまったら、まずはどんなタイプのシミなのかを見極めよう！

それぞれの汚れにあったシミ抜きのポイントがあります。

シミができてしまった時は、慌てずにまずはそれがどんなタイプの汚れなのかを見極めてから、シミ抜きをするようにしましょう。

前野恵子

現在2児の母、ライティングの仕事をしながら主婦業に励んでいます。
クリーニング店で長年勤めた経験と知識で家庭でもできる洗濯の知恵をご紹介します。